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昨日は、バレエ師匠M先生と、東京文化会館に、
バーミンガムロイヤルバレエ団の「眠れる森の美女」を見に行ってきました。

今回の来日、ゲストプリンシパルは、吉田都ちゃんとタマラ・ロホなんだよね。
2年前、世界バレエフェスティバルで、タマラ・ロホを始めて見て以来、
大ファンになった私。
いつか全幕物を見てみたいと思っていました。
やっと夢が叶ったよ。

さて、昨日はいいお天気で、暑かったですね。
M先生と私、上野に着くなり、
「ビール飲まねぇか?」・・どちらからともなく始まり、
上野公園のフードコートで、一杯だけガソリンを注入して、
会場に向かいました。

バーミンガムロイヤル、3年くらい前に、吉田都ちゃん主演で、
「コッペリア」を見たけど、
その時は、芸達者な人が多いな~・・・くらいの感想だったけど、
今回は、重厚な演目ということもあり、
それはそれは満足なステージでした。

まずさ、セットと衣装が素晴らしい。
本家、英国ロイヤルバレエ団の流れをくんで、
色彩を最小限に抑え、荘厳で上品。
日本だと、熊川哲也が、ロイヤル式の舞台セッティングをしてますね。
あれも好きなんだけど、
バーミンガムの場合は、カツラとか、女性の髪形とかも、
中世の雰囲気で、素敵。
(日本人が、このヅラを被ったら、ちょっと滑稽だね。)

プロローグから、思わず顔がニヤニヤしちゃうステージでした。
だってさ、パドシスの6人が、全員、すごい完成度。
どのステージでも、一人くらいは、「お!!」って思うダンサーを見つけるけど、
6人が全員、とにかく完璧なのよ。

おまけに、カラボスは、マツコデラックスを細くしたように雰囲気で、
なかなかの貫禄で楽しい。

そして、いよいよ、タマラのオーロラ姫登場!
いきなりすごいオーラだ。
彼女、小さいのよ。そして、バレリーナとしてはけして、細くない。
なんか日本人みたいな体型なんだよね。
でもさ、この細すぎないということが、
彼女のダンステクニックを作り出してるな、って思った。
なんというか、コアな筋肉が、物凄く発達してる。
だから、まったく軸がぶれない。
ローズアダージオの、バランスの時も、
男性のサポート、要らないんじゃないの?って思った。
そして、圧巻のピルエット。
4回転しても、体まっすぐなまま!
タマラよ、君の筋肉は鉄板でできているのか?
まるで、フィギュアの小塚君のスピンのようだった・・・・
思わず、M先生と、「すげぇ・・・・」とため息。

私は、タマラが回るたびに、足ばかり見てたけど、
さすが、M先生、見るところがプロ。「タマラの首、みた?」
タマラ、回る時、首のきり方が速すぎて、顔が同じ位置にあるみたいだ。

「眠れる森の美女」は、けっこう長い演目なんだけど、
最後のグランパドドゥまで、一瞬たりとも飽きなかった。
瞬きする暇もなかったので、二人とも目が乾いて、
コンタクトが落ちそうだった。

タマラのオーロラの動画を探したけどなかったので、
今、話題のブラックスワンをお楽しみください。

黒鳥のパドドゥウ Tamara & Acosta

終演後、当然、
本当は御徒町あたりの渋すぎる飲み屋で・・って思ったけど、
都内で二人で泥酔すると大変危険なので、
地元まで戻って、お互いの旦那を呼んで合流。
せっかくいいステージを見た後なのに、
そのことにはちょっとしか触れずに、
ひたすらバカ話で盛り上がりました。
高尚な体験をした後でも、一瞬にしてアホになれる、
M先生と私・・・一生、親友だ
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